同じ汗腺でも役割が違う!エクリン線とアポクリン腺

人間の体には、「エクリン線」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺がありますが、これらの汗腺から出る汗はそれぞれどういう役割を持っているのでしょう?
ここではそれについてご説明します。

 

 

エクリン線から出る汗の役割

エクリン線から出る汗の役割は、ひと言で言ってしまえば、「普通の汗としての役割」です。

 

たとえば、夏場など「暑くなったら汗をかく」という状況は、体温を下げるために非常に有効な手段。
汗が蒸発する時に肌表面から熱を逃がし、それが体温を下げてくれるのです。

 

たとえば100ccほどの汗をかき、それがすべて蒸発したとすると、それだけで体温を約1℃下げることにつながるんですよ。
ちなみに、このエクリン線の機能が低下し、「暑くても、エクリン線からうまく汗を出せない」という状況になると、熱中症のリスクはグンと高まると言われています。
つまりエクリン線からの汗というのは「私たちの健康・命を守るために大切な役割を持っている汗」と言えるのです。

 

 

アポクリン腺から出る汗の役割

というわけで、エクリン線から出る汗というのは、私たちにとって、とても大切な存在と言えるのですが、では、アポクリン腺からの汗には、何か大きな意味があるのでしょうか?

 

これは結論から言ってしまうと「昔は人の役に立っていたが、現代社会ではアポクリン腺からの汗は悪者扱いになる」というのが答えです。

 

どういうことかというと・・・アポクリン腺から出る汗は、まだ人間が動物的な生活をしていた頃に、性的な誘因・興奮などを引き起こす「性フェロモン」として役立っていたんですよ。

 

犬を例に挙げてみると、避妊手術をしていないメス犬が発情期を迎えると、オス犬がやたらと寄ってくるようになりますよね。
あれは、メス犬が発情期に性フェロモンを出し、そのフェロモンを本能的に嗅ぎ取ったオス犬に性的な興奮が起こすからなんですよ。

 

太古の人間も、それとさほど変わりない感じだったと言われています。

 

しかし今の人間は、「見た目の良さ」「会話などでのフィーリングの良さ」「性格」など、フェロモンとは関係ない部分での結びつきができるケースが多く、さらに、人間の嗅覚事態も退化・変化したことや、清潔志向が高まったことなどにより、アポクリン腺からの汗のにおいをフェロモンとは感じず「ただ不快なにおい」と認識してしまうようになったのです。

 

つまり、ワキガ体質の人は、古代にタイムスリップすればモテたかもしれませんが、今の世の中では、そのにおいがハンデにしかならない、という厳しい現実にさらされている、というわけなのです。

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