デメリットの多い皮下組織掻爬法によるワキガ治療

アポクリン腺を物理的に除去する手術法のひとつとして、「皮下組織掻爬(そうは)法」というものもあります。

 

皮下組織掻爬法とは

皮下組織掻爬法とは、脇の下を、シワに沿って数センチぐらい切開し、そこにキューレットというスプーンのような形状の器具を差し込み、そのキューレットで物理的にアポクリン腺やエクリン線、皮脂腺などをかき出して取る手術法です。

 

 

皮下組織掻爬法によるワキガ治療のメリット

皮下組織掻爬法のメリットは、傷口は比較的小さくて済む、ということ。
しかし、メリットと言えばこの程度しかありません。

 

皮下組織掻爬法によるワキガ治療のデメリット

皮下組織掻爬法は、実はかなりデメリットの多い手術法です。

 

傷口こそ小さくて済みますが、その下の皮下組織はキューレットで削り取られてしまいますので、神経や血管などにも相当のダメージが残ってしまいます。

 

そのため、「手術後に皮膚が定着せず出血が続く」「手術部分に血が溜まってしまい、血を抜く処置をしてもらわなければいけなくなる」「手術部分に引きつれやくぼみ、不自然で目立つシワなどができてしまう」「色素沈着が起こる」などといった状況になってしまうことも少なくないのです。

 

そして、ここまで多くのリスクがありながら、皮下組織掻爬法による効果は意外と低いというのも、大きなデメリット。

 

アポクリン腺を目で見て確実に除去するわけではないので取り残しリスクは意外に高く、さらに「アポクリン腺の一部が削り取られただけ」という状況だと再生するケースも多いので、ハッキリとした治療効果が出る確率は50〜60%程度だと言われています。

 

つまり、残り半分弱は「効果があまりない」「もしくは一時的に効果が出てもそのうち再発してしまう」という状況になってしまうわけですね。

 

皮下組織掻爬法は、このように、デメリットとリスクがきわめて多い手術法なだけに、これを取り扱っているところは今ではかなりの少数派となっています。
もっと治療効果の確実性がある手術や、治療効果は大差なくても、皮下組織掻爬法よりもリスクが少ない手術などが、他にありますからね。

 

逆に言えば、今の時代に、この皮下組織掻爬法を勧めてくるようなところがあれば、そこを利用するのは避けたほうがいいでしょう。

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